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 されど低糖質な日日

500円のコンビニコーヒーは高いのか? ローソン・マチカフェで「ティピカ」を飲む

いまではどのコンビニに入ってもレジ横に立派なコーヒーマシンが設えてあり、手軽に安価に良質のコーヒーを飲むことができる。そればかりか店内のイートインを利用すればわざわざカフェに足を運ばなくても、自分のスマホやタブレットでお気に入りの音楽や映像を視聴しながらひとりだけの癒しとくつろぎの時間を作りだせる時代になった。

そんな時代、コンビニ各社では順次コーヒーマシンのリニューアルやメニューの刷新を断行し、よりいっそう美味しいコーヒーの提供に力を注いでいる。従来どおり一杯100円の低価格コーヒーから、なんと一杯500円という本物のカフェより高価なスペシャルティコーヒーも登場。購買者の選択肢は増え、もはやコンビニコーヒーはテイクアウトするもの、という概念さえ覆すことになるやもしれない。

ところが来年2019年10月から消費税が10%に引き上げられ、それに伴って導入される軽減税率により、併設のイートインで飲食すれば税率10%、テイクアウトならば8%の据え置きになるというのだ。この複雑怪奇な問題を回避する手立てとして、コンビニ各社はイートインを休憩スペースとして位置づけ、原則飲食禁止を打ち出す方針なのだとか。

せっかく日本人の風土に確実に根付いてきたコンビニコーヒーへの影響は、はたしてあるのかないのか。そんなこともチラリと考えながら(ウソウソ、ほんとうは面倒くさいことなんてなにも考えずに)久しぶりに大手コンビニ3社をはしごして話題のワンコインコーヒーからリニューアルマシンのコーヒー、はたまた安定の美味しさを追求したコーヒーを飲み較べてみた(商品、価格等は2018.12現在のものです)。

 

ローソン・マチカフェで「ティピカ」を飲んでみた

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ローソンでは、MACHI cafe と称して2011年よりコーヒーの販売を開始し2018年11月末現在、累計で約15億杯の販売実績を誇っている。これは後ほど触れるセブンカフェの一年間10億杯には遠く及ばないにしても、それどもちょっと想像できないような途方もない数字であることには変わりがない。

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そんなローソンが、身近なコンビニで話題の「サードウェーブコーヒー」を手頃な価格で買えるという驚きの取り組みに挑戦しているのをご存じだろうか。マチカフェシングルオリジンシリーズといって、通常一杯100円(税込)のブレンドコーヒー(S)とは一味違う、一杯ワンコイン500円(税込)のスペシャルティコーヒーをいずれも数量限定で販売しているのだ。

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たとえば今年になって2月には、パナマ共和国で樹齢3~5年の樹から採れるゲイシャ種の豆( Baby Geisya )から抽出した「パナマ ベイビー ゲイシャ」を。また近いところでは10月に「ブルーマウンテンNo.1」という、ジャマイカはブルーマウンテン地区で採れる世界の生産量1%に満たない希少なブルーマウンテン、その中でもNo.1グレードの豆を厳選した繊細な味わいのコーヒーを提供してきた。

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これらのコーヒーは、店舗によってはいまでも販売しており実際に飲むことができる。飲んだ。限定販売というあの謳い文句からすれば、豆の保管とかそういう面はどうなっているのかなあとちょっと不安になった。風味が劣化しているという感じはしなかったから、あまり深刻に考えないようにはしたいと思ったけどね。

そしていよいよ12月11日(火)、「ティピカ スペシャルリザーブ(パナマ・ベルリナ農園)」が数量限定登場した。ティピカというのはコーヒー豆の品種で、樹齢100年以上の古いティピカがある特定ブロックのみから収穫・精製した限定豆のスペシャルリザーブなのだという。

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ポスターの絵からもイメージされるように、華やかでフルーティーな香り高く、かつクリアな味わいに特徴がある。僕はこのコンビニコーヒーに500円を払うのは全然ありだと思うよ。おいしかった。まあさすがに毎日じゃあアレだけどね。 

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いまさらかもしれないが、ローソンのコーヒーは自分でマシンを操作するのではなく、カウンターのなかの店員さんがその都度淹れてくれて手渡しされる。手渡しにこだわるには理由があって、それはお客さんとのコミュニケーションによる癒しやリフレッシュの提供だと考えているそうだ。そういうのが嫌で他のコンビニへ行くという人も当然いるだろうけど、僕は逆に面倒くさくなくて手渡しも全然オーケーなのだ。

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カウンターの中の専用マシンは案外コンパクトで、これは他のコンビニとは違って加圧方式(エスプレッソ)でコーヒーを抽出するマシンである。

 

ファミリーマートのスペシャルティコーヒーを飲んでみた 

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ファミリーマートでは、挽き立てコーヒー「FAMIMA CAFE」の新型コーヒーマシンを2018年10月上旬から順次導入しているらしい。この新型コーヒーマシンは、これまでのコーヒーマシンとは異なりエスプレッソ方式からペーパードリップ式を採用。それによって、コクがありつつすっきりとした味わいを実現したのだという。

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大きな変換点は、購買者のより幅広い嗜好とニーズに合わせて「ブレンド濃いめ」や、希少性が高いコーヒー豆を使用した「スペシャルティコーヒー」などのメニューを刷新したことにある。それによってマシンのボタンの数は増えた。価格はブレンドSとブレンドS濃いめともに100円で従来どおり。スペシャルティコーヒー(ホットSサイズのみ)は180円とやや高値設定になっている。

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希少性の高いコーヒー豆というのがどういう豆のことを指すのかどこにも具体的なことは書いてないが、公式サイトの「栄養成分値表」によれば、“(新)スペシャルティコーヒー エチオピアモカ ” ということらしい。エチオピアのコーヒー豆といえば「イルガチェフ」などがすぐに思い浮かぶが、エチオピアモカもフルーティで酸味と甘さのバランスがほどよくとれた、僕はとっても好きな味わいですね。

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セブンイレブンの新型マシンにはまだお目にかかれていない

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セブン-イレブン・ジャパンは、店内の専用マシンで提供するセルフ式のドリップコーヒー「セブンカフェ」のカフェラテを、11月1日(木)からホット・アイスともにリニューアルして販売している。また、セブンカフェの新マシンを12月より新装店や改装店から順次導入することも併せて発表した。

この新型マシンは、これまでのボタン式からタッチパネル式モニターに操作方法を転換し、購入者がマシンの所定の位置に置いたカップをレーザーで自動検知するカップセンサーを搭載している。客は購入したカップをセットするだけで、マシンがホットとアイス、レギュラーとラージのサイズを識別し、タッチパネル上に適切な抽出ボタンが表示される仕組みだとか。

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これにより、従来のマシンにあった手間となによりボタンの押し間違い(といってもたったボタン4つなんだけどね)がなくなるそうだ。あと、3月上旬から「豆の使用量を1割増量」「焙煎方法を2種から3種に変更」「蒸らし時間をアップするなど抽出方法の変更」などの全面刷新を行った結果、肝心のコーヒーの評判は上々ながら、カフェラテの評判が逆に低下していた。そこにも改良を施したという。

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1日1店舗で平均130杯を売り上げ、2018年2月期は1年間で10億杯超(!)を販売し、他事業者の追随を許さないセブンカフェにしてこのイノベーションにはまったく恐れ入る他ない。実際、セブンカフェのホットコーヒーレギュラー(R)サイズ100円は、リーズナブルなコンビニコーヒーとは思えないほど(という言葉はもう失礼なほど)美味しくて個人的に何度でもリピートできてしまうくらいだ。