ヒロシコ

 されど低糖質な日日

糖質制限とはなにかではなく、なぜ僕は糖質制限をしているのか、どんな食生活を送っているのかについて書いていくための序章

このブログでは僕が日日続けている糖質制限についておいおい紹介していきたい。が、そもそもの大前提として糖質制限とは何か? 大雑把に説明すると、ヒトの三大栄養素というのは糖類や米・パン・果物などの「炭水化物」と、肉・魚・卵などの「たんぱく質」、バターやオリーブオイルなどの「脂質」に分類される。つまり糖質制限とはこれらのうち炭水化物を極力控える食事のことをいいます。

炭水化物は厳密には糖質と食物繊維を含めてそう呼ぶのだが、多くの食品のなかに占める食物繊維の割合はほとんどの場合それほど高くないようなので、「炭水化物=糖質」と考えて差し支えないだろう。では、いよいよ糖質とは何かということになる。これも大きく考えて「甘いもの」と「でんぷん」というふうに僕は覚えるようにしている。むろんこれもどなたか偉い先生の受け売りですが。

チョコレートやケーキ、ジュース、そして案外忘れがちなのが調味料で、ソースやケチャップ、みりん、焼き肉のたれなどの市販のたれ、料理用の味付けの補助に使われる〇〇の素などはどれも甘く、たくさんの糖質が含まれていると考えてよさそうだ。甘いものというと砂糖を真っ先思い浮かべるように、もちろんこれらには大量の砂糖が使われている。あと果物にもやはり糖質が多い。

一方、米や小麦の7割はでんぷんで出来ている。日本人の主食であるごはん、それから小麦から作られるパンも当然糖質をたくさん含む。お菓子を手作りする人はわかると思うが、クッキーやケーキのスポンジなども小麦粉が主原料ですよね。

お好み焼きやたこ焼き、パンケーキ、から揚げや天ぷらのコロモとなる小麦粉や薄力粉や片栗粉パン粉などにもでんぷんがたっぷりだと覚えておこう。あとは、そば、うどん、パスタ、ラーメンの麺などもみんな小麦粉(そば粉などの粉)に水を加えたものだ。

これらの食材や商品を制限する糖質制限は、カロリー制限に代わる糖尿病の新しい治療食として、あるいは即効性のあるダイエット法として、いまや少しずつ認知されつつある。さらにはアトピーやぜんそく、冷え性、逆流性食道炎が改善した、などという効果もささやかれているのだ。僕自身は、糖質制限をはじめてそろそろ4年近くが経とうとしている。

少しでもそういう類の本を読めば、上に書いたようなことはどこにでも載っていることだ。なのでここでは、実際ぼくが日日どういうモノを食べ、工夫し、どういうモノが糖質制限に適った食品なのかということを、今後できるだけ具体的に紹介していければなあと思っています。

ただしここに書くことの多くは糖質制限の先人たちの受け売りであって、料理レシピひとつとってもどれひとつとしてぼくが発明したり発見したものではないということを、先人たちへの敬意と感謝を込めて、ひとこと書き添えておきたい。

なぜ僕が糖質制限をはじめるに至ったのか、そこらあたりの経緯についても大事なことなので、おいおい記事にしていきたい。でも、その前にひとつとっても重要なことを。

それは、僕は医者でも栄養士でもない、ただのふつうの人間だということだ。つまり、これはどなたかに糖質制限をすすめる記事では絶対にありません。僕が自分の責任において、体調や健康状態をかんがみながら、なおかつ定期的に医師の指導を受けながら行っていることの記録です。その点はくれぐれもお忘れなきようお願いします。