ヒロシコ

 されど低糖質な日日

チキンライス島日記その2 / 無人島生活はじまる

チキンライス島 7月8日(水)

昨日は移住初日で疲れたのか、テントに戻ってあっという間に眠ってしまった。2日目の今日はお昼に目覚める。ふらりと広場へ出向くと、僕の起床を待っていたかのようなタイミングでたぬきちさんの島内放送が始まるところだった。これから毎日続くそうだ。いいけど、島民はたぬきちさんところの社員3人を除けば僕とあと2人だけ。島内放送、いる?

午後は特に何をする予定もなく。べつに何もしなくていいのだが、ゆうべ島を探検した時、川に浮かぶ黒い魚影を見かけていたのでできればのんびり釣りでもしたいと思った。でも釣竿がない。広場の案内所(こんなのゆうべからあったかなあ?)にたぬきちさんを訪ねると、作業台を貸してあげるからDIYで作ったら? とアドバイスされる。

つりざおは思った以上に簡単に作れた。しょぼいつりざおだけどね。さっそく川辺に出かけ、魚影めがけて浮きを投げ込んでみる。はじめは方向が上手く定まらず苦労した。だんだんコツが掴めてきたのだが、今度は釣り上げるタイミングが難しくてせっかく食いついてきた魚をバラしてばかりいた。

どうやら水音が変わる瞬間と、浮きの周りが泡立ちはじめた瞬間を逃さず素早くつりざおを持ち上げればいいのだな、ということがわかってくる。ようやく小さな魚(オイカワ:ミッチーじゃないよ)を釣り上げることができた。このときばかりは跳び上がらんばかりにうれしかったなあ。思わず大声を出してしまったもの。それからは上手に釣れたり失敗したり。大きな魚影を狙った時はまだまだ成功の確率がとても低い。 

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つりざおを作った要領で、しょぼい虫取りあみやしょぼいオノも作った。森を走り回って蝉を捕まえたり、落ちている大きな石を割って中から出てくる小銭を拾ったり。なんで石の中からお金(ベル)が出てくるのか疑問。そんなことより、のんびり無人島生活を楽しもうと思っていたはずなのに、なんで僕は森の中や川辺や海の波打ち際をいつもせかせかと走り回っているのだろうか。

まあいいんだけどね。あまり気にしないことにしよう。バラの種をもらったのでさっそくテントの周りに植えてみた。材料を集めDIYでしょぼいジョウロを作ってせっせと水をあげる。海に出て貝殻を拾ったり、森に落ちているきのえだを拾ったり木を揺すって落ちてきた果物(不思議とナシばかり)を拾ったり小石を拾ったり雑草を摘んだり。楽しい。楽しいよ。まさにこういう生活を求めていたんだ。

でも考えてみたら無人島生活といっても何もせず何も働かず生きてはいけないわけで、つぶきちさんかまめきちさんか(まだふたりの区別がつかない)に相談すると、島で集めた魚や虫や石やその他のものもたぬき開発で買い取ってベルに替えてくれるということがわかった。そうやって稼いだベルは案内所にあるATMに貯めておけることも(すごい、無人島にATMまであるなんて!)。

魚を釣ったり虫を捕まえたりするのがこの島では働くということ。つまりここでは魚釣りや虫捕りも単なる趣味や娯楽ではなく、仕事だってことだ。それでは東京で会社勤めをしていた頃といったいどこがどういうふうに違うんだろう。うっかり忘れるところだったけど、島に移住するのに要した費用も、レンタルしている物資(テントかそういうの)も全部たぬき開発からの借金なんだよな。シビアな話。う〜ん。

なあ、あまり深刻に考えないようにしよう(そればっかり)。とにかく今はまだ、こういう生活が楽しいのだから。

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