ヒロシコ

 されど低糖質な日日

アイスコーヒーが銅マグで出てくるコーヒーチェーン店

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 edwardmswによるPixabayからの画像

カレンダーば9月に入ってもう夏も終わりだというのに日中はまだまだ残暑が厳しい。そんな暑い日の外歩きで疲れた体を癒してくれるのが冷たいアイスコーヒーだ。思えば今年の夏も町の至るところにあるコーヒーチェーンのアイスコーヒーにはとてもお世話になった。

休日僕はよく都内の小さなコーヒースタンドを訪ね歩いてコーヒーを飲むのを楽しみにしているのだが、そうやって歩き疲れるとどういうわけだか今度はコーヒーチェーン店に入ってひと休みしたくなるのだ。なんだか本末転倒みたいな話だが、事実本当のことだからしょうがない。

あまり時間がないときはドトールとかサンマルクカフェ。今日はゆっくりできそうだというときは星乃珈琲や上島珈琲。タリーズにも比較的よく立ち寄る。そして夏はやっぱりなんちゃらフラペチーノとかいう甘ったるいものよりは黙ってアイスコーヒーだな。たまにアイスソイラテとかいうときもありますが。

近ごろ偶然かもしれないけれど、星乃珈琲を見かける機会がぐんと増えた。もちろん店舗の数からいってもスタバやドトールが圧倒的に目につくわけだけども、それでも星乃珈琲も負けてないぞと思う。星乃珈琲ってビルの2階に店を構えていることが多い気がするのだ。暑さにへばって顎を上げて歩いているときや、立ち止まって首筋の汗をぬぐう瞬間、うまい具合に星乃珈琲の看板の文字が目に留まるのかもしれない。

そんわけで今年の夏はとくに星乃珈琲のアイスコーヒーを飲んだなあ。正直なことを言うとアイスコーヒーの味云々というよりかは、店の雰囲気が純喫茶とコーヒーチェーンのちょうど中間的なレトロ調で妙に落ち着くのと、アイスコーヒーが銅マグで提供されることが大きな要因かもしれないですね。というかそれが一番かも。

もっともアイスコーヒーが銅マグで出てくるコーヒーチェーン店は他にもある。上島珈琲店もそうだしコメダ珈琲店も特定のアイスコーヒーに限ってだが銅マグで提供される。アイスコーヒーをふつうのグラスではなく、銅マグ(銅製マグカップ)で提供してくれる純喫茶ではなくコーヒーチェーンがあるというのはなんだかとても素晴らしいと思うのだ。

銅の特長はなんといっても熱伝導率の高さにある(らしい)。熱いものも冷たいものもあっという間にムラなく伝わる(らしい)。なので冷たい飲み物を注いだ瞬間から、銅マグカップも飲み物の冷たさと同じ冷たさになり、周囲に水滴がびっしりとついた姿は見るからにキンキンに冷えた感じがする。

見た目だけでなく把手を掴んだ指先に、ついてきたストローを使う前カップの縁にそっと当てた唇に、得も言われぬ冷たさが伝わってくるだろう。あの感触がたまらなくいいのだ。残り少ない夏だからこそ、いつものコーヒーチェーンでいつもとはちょっと違う銅マグのアイスコーヒーを、目と指先と唇と舌で余すところなく味わってみたい。

  

星乃珈琲店のアイスコーヒー

星乃珈琲のアイスコーヒー用の銅マグには、どこから見てもいつもの星野珈琲のコーヒーカップにあるドリップポットのマークとロゴがないのっぺらぼうのマグカップだ。気になったので中身を飲み干した後、カップの底を除き込んだら文字らしきものを見つけたが、掠れてよく読み取れなかった。持っていたスマホで調べると、どうやら「COPPER100」という新潟県燕市にある新光金属株式会社の銅製品ブランド名が刻印されていることがわかった。 

新光金属 COPPER 100 ビアーマグ 12oz S-588

新光金属 COPPER 100 ビアーマグ 12oz S-588

 

下の写真は実際にアイスコーヒーが入った銅マグ。スマホで見ている方は写真が小さくてわかりづらいかもしれないが、銅マグの内と外、把手に滴る汗の感じ、他に言葉は要らないですね。こころなしかグラスで飲むアイスコーヒーよりこっちの方が美味しく感じるのは気のせいだろうか。

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星乃珈琲ではアイスコーヒーの他、アイスカフェラテ、アイス豆乳ラテなとが銅マグで提供される。

  

コメダ珈琲店の金のアイスコーヒー

コメダのふつうのアイスコーヒーはステンレス製のシルバーのマグカップで提供される。一方「金のアイスコーヒー」だけはこちらの銅マグ。金なのになぜ銅なのかは不明だが、銅だけにどうでもいい話かもしれない。ちなみに公式オンラインショップでも同じものが買えるようです。想像以上に高いけどね。

重厚な高級感あふれる国産の銅製マグカップです。
冷たい飲みものを入れると銅の肌触りと表面の水滴が一段と涼感をさそいます。
ローズゴールドの光沢もステキです。

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上のツイートからもわかるとおり、コメダのアイスコーヒーにはデフォルトでガムシロップが入っているのは有名な話だ。でも金のアイスコーヒーはストレートで飲むことが推奨されているため、ガムシロップは入っていない。まあ頼めばあとで持ってきてくれる(と思う)。ちなみに例の豆は変わらずついてくる。

 

上島珈琲店のアイスミルクコーヒー

僕がよく行く店舗がたまたまそうなのかどうなのか。上島珈琲店の銅マグはだいたい使い込まれたいぶし銀のような、いや銀ではなく銅だから正しくは「いぶし銅」のような渋い銅マグに遭遇する確率が非常に高い。まるで古代遺跡からたったいま発掘されたばかりの青銅器のような風格すら感じるではないか。

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わりあい新し目でこのくらいの感じ。

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落ち着いたお洒落な店内に、使い古された銅マグと真っ赤なストローの組み合わせが想像以上にマッチしていてそれだけで気分がアガル。個人的にはコーヒーチェーン店で提供されるアイスコーヒー用の銅マグの中ではここのが一番好き。調べたところ、上島珈琲店で使われている銅マグはこちらの製品みたいです。


もう少し涼しくなったら散歩がてらかっぱ橋道具街にでも出向いて、気に入った銅マグがあれば自分用にひとつ買ってみようかと思う。その時はまたこの記事に追記していく予定です。

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