富澤商店で見つけたふすまパンミックス
先日、富澤商店で「ふすまパンミックス」というのを見つけた。富澤商店というのは、お菓子やパンの材料を売っている店。僕のなかではクオカと双璧。で、さっそくそのふすまパンミックス1kgを購入してみた。税込み1361円。ミックスというだけあって原材料を見ると、小麦たんぱく、小麦ふすま、シトラスファイバー、食塩、増粘多糖類とある。でもまず、そもそも小麦ふすまって何? ってことだよね。
小麦ふすまとは、小麦粒の表皮の部分。逆に言うと、小麦粒からふすまと胚芽を取り除いたものが小麦粉。ふすまには豊富な食物繊維が含まれている。ちなみに小麦たんぱくというのがいわゆるグルテンのことで、ドライイーストの働きを助けてパンは膨らむ(グルテンフリーの人は要注意)。シトラスファイバーは、オレンジの皮の内側の白い部分でパンをふんわりとさせてくれる(はず)。増粘多糖類はとろみをつける食品添加物のこと。

ふすまパンミックス / 1kg TOMIZ/cuoca(富澤商店) パン用ミックス粉 HBミックス粉 糖質OFF ブランパン ホームベーカリー
- 出版社/メーカー: 株式会社富澤商店
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上記Amazonで購入すると若干値段が高めみたいですね。さて、肝心の栄養成分表示をみる(下の写真)。糖質は10.8g/100gとある。強力粉と比較して糖質84%カットだそう。ありがたい。それから食物繊維が28.2g/100gも含まれている。いわゆる炭水化物(糖質+食物繊維)表示だと39.0g/100gとなる計算だが、その大部分が食物繊維というわけだ。このあたりも実にうれしい数字ですね。
ふすまパンミックスとその他の材料
富澤商店のふすまパンミックスの袋の裏側には、食パン1斤分の材料の配合表とレシピが印刷された紙が貼ってあるのだ。このレシピどおりにパンを焼いてみてもいいかなあと思ったが、とにかく手軽においしくが僕のモットーなので、いつもの大豆粉パンを焼く要領で、スキムミルクなし、塩もなし、無塩バターもなし*1、その代りにオリーブオイルを大さじ1杯だけ加えることにした。
ミックス粉だから、ふすまとグルテンというふうに最初から別々になってなくてその点すごく楽。あと甘味料のラカントSはどうしようかと迷った。入れずに済むのならその方が経済的にも助かる。そもそもこのミックス粉は、大豆粉のすずさやか(いつも使ってるやつ)+グルテンの同量と比べてもだいぶ安価なのだ。
なんだかケチ臭いことを言ってるようだが、正直言えば糖質制限ってやりようにもよるだろうけど一般的にそれなりのコストがかかるのです。というわけで、今回はラカントSも思いきってなしでいくことに。大丈夫かなあ(と、一抹の不安がよぎる)。
いよいよ焼いてみる(材料の配合とレシピ)
材料
- 富澤ふすまパンミックス:200g(糖質21.6g)
- 卵:1個(糖質0.2g)
- オリーブオイル:大さじ1杯
- 水:200ml
- ドライイースト(赤サフ):5g(糖質0.525g)
レシピ
- イースト、パンミックス、溶き卵、オリーブオイル、水の順にホームベーカリーに入れる
- 捏ね(1回め)15分
- 休み(そのまま置いておく)20分
- 捏ね(2回め)15分
- 発酵90分(直前で固まりを取り出してベーカーリーの羽根を抜いておく)
- 焼き40分
最後ややぶかっこうになりましたが完成です。全工程(材料計測は除く)ちょうど3時間。糖質の合計は22.325gで、6枚切りにしたら1枚当たりの糖質は3.721gということになる。小分けしてジプロックに入れ、翌朝食べる分以外、冷凍庫で保存する。
ある日の朝食(ふすまパン)
ふすまパン(黒糖パンかというくらい黒いよ)をトーストしてバターをぬる。ウインナー、スクランブルエッグ(かため)、キャベツ、コーヒー。ふすまパンは砂糖(ラカントS)を使ってないせいもあるだろうが、とても素朴な味で、僕は大豆粉パンよりこっちのほうが、さらに言うならローソンの同じブランパンよりこっちの方が好きかも。サンドイッチによく合いそう。なので、もう少し甘みがほしい人はラカントSを加えるといいかもね。
追記(まとめ)
追記1(2016.3.11)
富澤のふすまパンミックスでパンを焼く際に、水200mlの代用として、最近の僕は濃く甘いインスタントコーヒーをもっぱら使っています。
追記2(2016.05.23)
元々のレシピどおりの無塩バター35gを、僕は当初オリーブオイル大さじ1杯に変更してパンを焼いていましたが、その後、やはりトーストしたときの香りがイイという理由からしばらくオリーブオイルをバターに戻していました。それがここ最近、ココナッツオイルをコーヒーに入れて飲むようになってから、いっそオリーブオイルをココナッツオイルにしてパンを焼いてみるというテもあるなあと思い立ち、さっそく試してみたらなんとこれも案外イケることがわかりました。
追記3(2016.05.23)
もう1点。2016.3.11の追記で、水200mlをもっぱらインスタントコーヒーに変更しているという点についての詳細と再追記。
言うまでもなく、インスタントコーヒーにする際は、お好みの分量のインスタントコーヒー(僕はかなり濃いめ)を少量の熱湯で溶き、やはり多めのラカントSかもしくはエリスリトールを加え(飲んだときそうとう甘く感じる程度に)、あとは冬場の寒い時期であればそのままお湯で200mlになるまで薄める。夏場の暑い時期であれば、水もしくは水に氷を入れ全体量が200mlになるまで薄めます。そうすると、出来あがりにわずかなコーヒーの香りと甘みが感じられるようになります。
水200mlを、マルサンアイから出ている「調整豆乳 カロリー45%オフ」(同量)に替えてパンを焼いてみたら、なんとこれもけっこうイケるのでした! 牛乳はご存知のとおり案外糖質が高い食品なので低糖質パンには不向きかと思いますが、このマルサンの「調整豆乳 カロリー45%オフ」は100ml中の糖質が0.9gしかないので、ほぼ無視していいレベルだと思いますよ。ちなみにこのシリーズには麦芽コーヒーとバナナ味とがあり、どちらで試しても美味しい。
つまり、一連の追加をまとめると、バター35gをオリーブオイル大さじ1杯に変更するか、ココナッツオイル大さじ1杯に変更するか、それとも富澤商店が推奨する元のレシピどおり無塩バター35gを使うかは、お好みでということですね。同様に水200mlをインスタントコーヒー同量にするか、あるいは「調整豆乳 カロリー45%オフ」シリーズ同量にするかも、お好み次第です。いろいろ試してみて、自分がいちばん好きな味や風味、さらにはトーストしたときにいちばん好みの味・風味になるよう各自でアレンジをお楽しみください。
ふすまパンを焼く際に甘味料を加える場合、僕は糖質制限で砂糖を使わないので(ダイエット目的でも同じ)いつものラカントSか、もしくはネット通販で購入するラカントの主成分でもあるエリスリトールを砂糖代わりに使います。値段はもちろん砂糖が圧倒的に安いのですが、それでもラカントSよりはエリスリトールの方がまだずいぶん安価ですよ。
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*1:11/18追記:その後バターありを試してみたら、トーストしたときにバターの風味があってこっちも好みによってはいいかも、と思いました。その場合は大さじ1杯のオリーブオイルをなしで。