2015-01-01から1年間の記事一覧
糖尿病を宣告される前までは、ちょうどラーメンブームの真っ盛りで、僕も負けじと都内あちこちの評判のラーメン店の名物ラーメンを食べ歩く生活を送っていた。いまから考えるとまさに糖尿病になってくださいと言わんばかりの、実に無謀なことをやっていたな…
厳しい糖質制限では基本ごはんは食べられないが、自分で焼くパンなら、原材料とその糖質量をこの目で把握できるので安心だ。あとは一回の食事で食べる分量(大きさや枚数など)を自分自身で決めればよい。そして、パンを焼くのは意外と簡単なんですよ。と言…
せっかく糖質制限をしていても、たまに間違えた方法を実践している人がいる。今日はそれを思いついた順に 9 個書いてみる。きりよく 10 選みたいにしたかったのだが、あとひとつが思いつかなかった。間違えているからといって、糖尿病以外の人はそれで体がど…
外出先でどうしてもお腹が空いた。ちょっとなんか食べたいんだけど、ラーメン屋さんとか立ち食いソバ屋さんとか、牛丼屋さんとかファストフードとかに入っても、食べられるものがない。糖質制限をしているとしょっちゅうこういうジレンマに悩まされる。そん…
ひとくちに糖質制限と言っても、ダイエット目的の「ゆるい糖質制限」から、僕のように糖尿病やその合併症をコントロールするためのかなり徹底した、「厳しい糖質制限」まで幅広くある。個人の目的によって、どのくらいのレベルにするかは自由に選べばよいと…
そもそも、僕がなぜ糖質制限をはじめるようになったのか? 本来ならば、このブログをはじめるときに真っ先に書かなければならなかったことかもしれない。いまから 4 年前の 2011 年、季節もちょうどいま時分。そろそろ僕の誕生日が近づいたころのことだ。 運…
食材のなかでも、野菜には案外糖質が多く含まれるものがあるので、糖質制限ということからはあまりたくさん食べ過ぎない方がいいかもしれない。特にレンコンやゴボウなどの根菜類には糖質が多い。僕は一度に食べる量を考えながら料理に使うようにしている。 …
パンは前にも書いたように、小麦粉から作られているので、ごはん同様糖質制限にもっとも向かない食品といえる。だけど、たまにはパンも食べたい。ごはんがダメなら、せめて主食の代わりとなるようなパンを食べたい。 そこでお米は簡単に作るのが無理だけど、…
基本的に、ごはんやパンや麺類を主食として食べない糖質制限では、いわゆる「おかず」をそのぶん多めに、そしてなにより味に飽きないよう手を変え品を変えして食べることが重要になる。ところが、おかずに使われる調味料にも糖質がたくさん含まれているもの…
糖質制限の食生活を送っていると、毎日の食卓に並ぶもののうち、主食と呼ばれるごはん、それから近ごろではごはんに代わる主食としてのパン、そして甘いデザート、おやつ類はどれもことごとく糖質で出来ているため、基本的には食べられない。たとえばごはん…
このブログでは僕が日日続けている糖質制限についておいおい紹介していきたい。が、そもそもの大前提として糖質制限とは何か? 大雑把に説明すると、ヒトの三大栄養素というのは糖類や米・パン・果物などの「炭水化物」と、肉・魚・卵などの「たんぱく質」、…
佐藤正午さんの『鳩の撃退法』(上)(下)を読んだ。冒頭いっけんアットホームな滑り出しから行きつ戻りつするこのなんというか、バタバタとした、それでいてあとから振り返るときちんと計算されつくされている物語を、僕にしてはだけど、まさに一気に読み…
湯本香樹実さんの『夜の木の下で』を読んだ。短編集。短編集自体は僕はあまり得意でないが、どれも不思議な話や幻想的な話でわりと好きな世界だった。なかでもよかったのをいくつか。「緑の洞窟」は、幼いころ双子の病弱な弟を亡くした兄の悲しみが、庭に重…
ヨルン・リーエル・ホルストさんの『猟犬』を読んだ。主人公はノルウェーの小さな町の警察署に勤務するベテラン警部ヴィスティング。ある日、彼の携帯が鳴り、娘のリーネから思わぬことを告げられる。リーネはタブロイド新聞の事件記者だ。その彼女が言うに…
イアン・マキューアンさんの『甘美なる作戦』を読む。舞台は70年代冷戦時代の英国。主人公セリーナは、縁あってMI5のスパイとなり、彼女にとっての初めての単独任務は有望な若手小説家トム・ヘイリーに接近すること。ところがセリーナは、自分の正体を隠し…
スティーヴン・キングさんの『リーシーの物語』(上)(下)を読む。最後まで読んわかるのは、これ全編ラブレターだったってこと。ちょっとずつちょっとずつ核心をほのめかして先を読ませてしまうから、なかなかそうと気づかないけどね。で、そういうのあい…
『アメリカン・スナイパー』を見に行く。シネコンの上映スケジュールを調べたら、一日の上映回数が明らかに減っている。そろそろ終映も近いかもしれないなあと焦って劇場へ駆け付けた。公開からもうだいぶ日にちも経っているので遠慮せずネタバレで感想書き…
『パリよ、永遠に』を見に行く。「パリは燃えているか?」で有名なあの史実の裏側、息詰まる最終局面の舞台劇を映画化した。第二次大戦末期、フランスを占領していたドイツ軍は、ヒトラーの命令によりパリ壊滅作戦をいままさに決行しようとしていた。ドイツ…
ホセ・ドノソ『別荘』を読む。分厚い造本に活字もびっしり埋め尽くされたこの本をぼくは夢中になって読んだ。こういうぶっ飛んだ空想を頭のなかに想い描く人がいたのだとしたら(実際いたわけだけど)その人は絶対イッチャッテルし、かつ、どこまでも自由な…
エリザベス・ストラウトさんの『バージェス家の出来事】を読む。読み終って最後本を閉じる瞬間、ぐっと胸にこみ上げてくるものがあった。それが何なのか。ああ、生きるって大変なことだなあという溜め息のようなものか。ああ、生きてるって素晴らしいなあと…
『はじまりのうた』を見に行く。小さくてとってもキュートな映画。なにより心底から音楽っていいなあと思える。主演のキーラ・ナイトレイさんすごくよかった。彼女のギターと優しく儚げな歌声も最高だったよ。つきあっていた恋人が急に人気ミュージシャンに…
『さらば、愛の言葉よ』を見に行く。まあいろいろと覚悟はしてたけれど、ストーリーわからなさスギ。3Dで遊びスギ。スギ花粉症のせいもあってか、ぼくの目がどうかしちゃったんじゃないかと疑った。がはははは……。公式サイトによると(よるのか、がはははは……
綿矢りささんの『ひらいて』を読む。実は初綿矢りさ。途中まで挑戦したことはなんどかあるが最後まで読んだのはこれがはじめて。今回もやはり最初はちょっと戸惑った。なんちゅうか、筆力に圧倒されてひとつの言葉さえも疎かにできないような窮屈さを覚えた…
『文藝春秋』3月号芥川賞発表号に全文掲載された小野正嗣さんの『九年前の祈り』を読む。主人公のさなえはカナダ人の男と同棲して男とのあいだに希敏(ケビン)というひとり息子をもうける。しかし男は早苗のもとを去る。希敏は精神的に不安定になり、都会の…
『幕が上がる』を見に行く。すっごくよかった。地方の弱小高校演劇部が全国大会を目指すという話だ。恋も受験もあるんだろうけど、ひとまずそれは置いといて一途に演劇に打ち込む。久々見るなあ、こういうド直球で爽やかな青春映画。号泣ポイントがあるわけ…
『フォックスキャッチャー』を見に行く。終始不穏な空気に包まれたままの2時間。「なんか怖いなあ~なにが起こるんだろう~」とソワソワゾクゾクしながら見ているうちに、「あっ」というとんでもない惨劇が起きてしまってまさに茫然自失。超おもしろいよーこ…
片岡義男さんの『ミッキーは谷中で六時三十分』を読む。久しぶりの短編集。僕はどちらかというと、そのつど新しい小説世界に入り直さなければならない短編集よりじっくり読める長編の方が好きなのだが、たまにはいい。そしてこれも久しぶりに大学生のころ夢…
『ベイマックス』を見に行く。もう公開時期も大きく外れたことだしこのままスルーするつもりだったけど。ひとまず大学受験が一段落して結果発表待ちで、学校も事実上春休み状態の下の子に誘われたのでホイホイついて行く。ベイマックスというのは平たくいう…
『薄氷の殺人』を見に行く。中国・台湾の合作映画。ふと思たのは昔は合作なんていうとそれだけで十分な宣伝効果があったような気がするけど、いまではふつうになんにも珍しくなくなったね。グローバリゼーションだ。ま、そんなのはいいとして、これいわゆる…
チャド・ハーバックさんの『守備の極意』(上)(下)を読む。守備というのは野球の守備のこと。この題材にしては珍しく、主人公がピッチャーでもホームランバッターでもない。ヘンリーが守るのはショートだ。ショートというのは僕の中でいちばん野球が上手…